女性の結婚詐欺師はどんなところにいるのか?
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結婚詐欺と聞くと、男性が女性を狙うイメージが強いかもしれません。
しかし、女性の結婚詐欺師も非常に多く存在しており、被害に遭った男性も多数います。
女性の結婚詐欺師は、主に以下の場所に現れます。
- ペアーズ、Omiaiなどの婚活アプリ
- 婚活パーティーや街コン
- XなどのSNS
- 運営情報が不明な小さい結婚相談所
これらは結婚相手を探すには便利ですが、結婚したいと考えている男性の気持ちを悪用し、お金を騙し取る相手を探している女性も在籍しています。
女性の結婚詐欺師と関係を深めると、巧妙な手口で心をコントロールされ、多額のお金を騙し取られてしまいます。
財産を失うだけでなく、結婚に対するモチベーションも下がってしまうでしょう。
こういったリスクを回避し、安全な婚活を進めるには、まず結婚詐欺師の実態を理解する必要があります。
結婚詐欺に狙われやすい人の特徴
女性の結婚詐欺師は、ランダムに相手を選びません。
狙いやすいタイプの男性を見極めて近づいてきます。
真面目で人を疑わない性格の方、40代後半から50代で独身の方、恋愛経験が少ない方は特に注意が必要です。
真面目な人は相手を疑うことに罪悪感を持つため、違和感があっても目をつぶりがちです。
また、長年働いてきた蓄えがある40代後半から50代の独身男性は、結婚への焦りも抱えているため、詐欺師にとって理想的なターゲットです。
企業のホームページに名前が載っている役職者や、優しくて断れない性格の方、周囲に相談しない方も狙われやすい傾向があります。
もし今、交際中の女性からお金の相談を受けているなら、信頼できる友人や家族に話してみてください。
冷静な第三者の意見が、あなたを救うかもしれません。
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女性結婚詐欺師による事件

女性の結婚詐欺師の危険性を理解するため、実際にあった事件を2つ紹介します。
恋愛感情を弄んだり、お金を騙し取ったりするほか、中には殺人事件に発展したケースも存在します。
SNSを用いた結婚詐欺の事件
結婚詐欺はSNSでも多発しています。
2024年5月には茨城県守谷市の60代男性がマッチングアプリで知り合った女性に850万円を騙し取られる事件が発生しました。
男性と女性は1ヶ月程しかやり取りしていませんでしたが、女性から結婚資金を貯めたいと誘われ、お金を騙し取られました。
結婚の話題の他に投資話も持ちかけられ、複数回お金を振り込んでしまったそうです。
このようにSNS上で結婚や恋愛の話をしてお金を騙し取る犯罪をSNS型ロマンス詐欺と言い、近年被害が増加しています。
また、SNS上で著名人の名前や画像を出してお金を騙し取るケースも全国的に増加しています。
殺人事件に発展した結婚詐欺の事件
結婚詐欺の中には、お金を騙し取るだけでなく殺人事件に発展したケースも存在します。
特に有名な事件として、首都圏連続不審死事件が挙げられます。
犯人の木嶋佳苗容疑者は、複数回の結婚詐欺をおこない、複数の男性から総額1億円以上のお金を騙し取りました。
さらに、詐欺の被害者の男性を殺害し、強盗殺人罪などの罪が課され、2017年5月には死刑が確定しました。
結婚詐欺が殺人事件に発展するケースは極めて異例ですが、女性結婚詐欺師と関係を深めると、このようなリスクもあり得るのです。
有名な女性結婚詐欺師の事件から学ぶこと
木嶋佳苗事件以外にも、女性結婚詐欺師による事件は後を絶ちません。
これらの事件に共通しているのは、婚活サイトやマッチングアプリを通じて出会い、短期間で信頼関係を築き、お金を要求する手口です。
被害者の多くは、相手を本気で結婚相手として考えていました。
しかし、女性詐欺師は最初から金銭を騙し取る目的で近づいています。
こうした事件から学ぶべきは、出会ってすぐにお金の話が出てきたら警戒すること、そして少しでも違和感を覚えたら第三者に相談してください。
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女性結婚詐欺師の特徴とは?

安心して婚活を進めるには、女性結婚詐欺師の特徴を理解することが大切です。
女性結婚詐欺師には、以下の特徴があります。
- 男心をくすぐる
- 弱い部分をさらけ出す
- 個人情報を出さない
- お金がないことをアピールする
男心をくすぐる
男性は女性から褒められると、嬉しい、この人は俺に気があるのかななどと思い込みやすい傾向があります。
女性結婚詐欺師は、この特性をうまく利用して男心をくすぐり、関係を深めていくのです。
たとえば、少し話しただけで◯◯さんって素敵ですねとか、共通の話題を見つけただけで運命の人かもしれないなどと大袈裟に褒めてきます。
こういった行為を何度も繰り返すことで、男性は女性結婚詐欺師を信用するようになってしまうでしょう。
弱い部分をさらけ出す
男性は、好きな女性の弱い部分を知ると守りたい、俺がなんとかしないとという気持ちが働きやすくなります。
女性結婚詐欺師は、ターゲットとある程度関係を深めたら、弱い部分をさらけ出して、男性から何かアクションをしてもらうのを待ちます。
一例をあげると、家族が急に入院してお金がなくて困っていると言われたら、男性は俺がどうにかしないとと思い、ついお金を出してしまうでしょう。
このように弱い部分を出すことで、男性が女性を助けたいと思わせる状況を作りやすくなります。
個人情報を出さない
結婚詐欺師は個人情報を隠す傾向があります。
むやみに個人情報を出すと、男性が詐欺と気づいた際、被害届を出され逃げられなくなるからです。
女性詐欺師は個人情報を隠しながら男性に接触します。
また、個人情報を出したとしても、偽名や経歴詐称、使い捨てメールアドレスなど嘘の情報を用いています。
お金がないことをアピールする
女性結婚詐欺師は、男性との関係を築けたら、お金の話題を頻繁に出し、お金がないことをアピールします。
代表的な例は、家族が入院することになったけど入院費がない、お店を開きたいけど経営資金がないなど、一見まともそうな理由を伝えてきます。
関係が浅ければ、すぐに怪しいと判断できるでしょう。
しかし、すでに女性結婚詐欺師を信用し切っていると、怪しいと思う気持ちよりもどうにかしてあげたいという気持ちが先走り、お金を渡してしまいます。
女性結婚詐欺師を見分ける方法

婚活で注意深く女性を見極めていても、女性結婚詐欺師とマッチングしてしまうこともあります。
しかし、マッチングしてからでも被害を回避することは可能です。
まずは、女性結婚詐欺師を見分けるチェックポイントを確認しましょう。
見分けるための3つのチェックポイント
1. 出会ってすぐに大げさな褒め言葉を連発する
すごいですね、素敵な方ですねといった言葉が会って間もないのに何度も出てくるなら警戒が必要です。
2. 個人情報を明かさないか、教えてくれた情報が曖昧
実家の住所が曖昧、職場の具体的な場所を教えない、本名の確認ができないといった状況は、詐欺師が逃げられるよう準備している可能性があります。
3. お金の話題が早い段階で出てくる
家族の入院費、起業資金、借金の返済など、もっともらしい理由をつけてお金がないことをアピールしてきたら、一度冷静になって考えてみてください。
これらのチェックポイントに複数当てはまるなら、結婚詐欺の可能性が高いと言えます。
甘い言葉に惑わされない
女性結婚詐欺師は、男性との心の距離を縮めるため◯◯さんって素敵、かっこいいななどと甘い言葉を囁いてきます。
しかし、知り合って間もない段階でやたらと距離を縮めてきた場合は、一度冷静になって怪しいと立ち止まりましょう。
相手の言葉をそのまま受け入れると、さらに距離を縮めようとしてくる可能性があるので、あなたの方から距離を離すことも大切です。
自分のことを話さない相手には要注意
女性結婚詐欺師は、むやみに個人情報を話しません。
そして、男性の個人情報だけ細かく聞いてきます。
女性側から個人情報を話さずしつこく聞いてくる場合は、結婚詐欺師の可能性が非常に高いので注意が必要です。
しつこく個人情報を聞かれたら、あなたから女性に聞いてみたり、唐突な質問を投げかけたりして、相手の反応を観察しましょう。
お金の話をされても受け入れない
詐欺の被害に遭わないようにするには、お金の話をされても受け入れないことが最も重要です。
女性とある程度関係を築くと相手を助けてあげたいと思い、つい話を受け入れようとしてしまうかもしれません。
しかし、一度受け入れると、その後も何度もお金を請求され、最終的には数百万円のお金を騙し取られるリスクがあります。
相手にどうしてお金が必要なのか詳しく聞いてみたり、代替案を提案してみたりなど、自分の財産を守りつつ相手とコミュニケーションをとってみましょう。
恋愛詐欺との違いと見極めるポイント
結婚詐欺と恋愛詐欺は似ていますが、異なる部分があります。
結婚詐欺は結婚を約束してお金を騙し取る行為ですが、恋愛詐欺は交際している、または交際するという前提でお金を騙し取る行為です。
どちらも相手の恋愛感情を利用する点では共通していますが、結婚という明確な約束の有無が大きな違いです。
また、マッチングアプリやSNSを通じた恋愛詐欺では、一度も会わずにメッセージだけで信用させる手口が増えています。
LINEで投資の話を持ちかけたり、結婚資金を一緒に貯めようと誘導したりするケースが典型的です。
見極めるポイントは、実際に会うことを避ける、顔写真が不自然なほど魅力的、お金の話題が早い段階で出てくるなどです。
結婚詐欺被害に遭った・遭いそうなときの対処法
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少しでも怪しいと感じたら、または既に被害に遭ってしまった場合は、速やかに適切な対処をすることが重要です。
少しでも怪しいと思ったら専門家に相談する
婚約者からお金を貸してほしいと言われた、婚約者に一度お金を貸してしまったが詐欺ではないだろうかなど、少しでも怪しいと感じたらすぐに専門家に相談することも大切です。
結婚詐欺に関連する相談窓口には以下があります。
- 警察相談専用番号#9110
- NPO法人よつば
- 詐欺問題に強い弁護士
- 詐欺問題に強い探偵
弁護士は相談料が発生する可能性がありますが、他の機関は無料で相談できるので、少し相談してみたい場合は無料の相談窓口に連絡してみると良いでしょう。
なお、結婚詐欺は刑法246条に定められた詐欺罪として扱われます。
詐欺罪が成立するには、最初から結婚する気がなかったこと、その嘘によって相手が騙されたこと、実際に財産が移転したことという3つの条件を満たす必要があります。
ただし、最初から騙すつもりだったことを証明するのは難しく、複数の男性と同時に交際していた、同じ手口で何人もから金を借りていたといった証拠があれば立証しやすくなります。
すでに多額のお金を騙し取られたり、女性に逃げられたりした場合は、早期に問題解決させるため警察や弁護士に相談し、被害届を提出する準備をすることをおすすめします。
結婚詐欺被害に遭った場合の証拠収集方法
もし結婚詐欺の被害に遭ってしまった場合、証拠を集めることが非常に重要です。
LINEやメールのやり取り、通話の録音、振込の記録、借用書はすべて残してください。
メッセージはスクリーンショットを取り、端末だけでなくクラウドやパソコンにも保存しておきます。
相手に詐欺を疑っていることを悟られる前に、できるだけ多くの証拠を集めることが重要です。
一度警戒されると、証拠を消されたり、逃げられたりする可能性があります。
また、相手の写真、プロフィール情報、SNSアカウントの情報なども保存しておきましょう。
これらは警察や弁護士に相談する際に役立ちます。
被害に遭った証拠がなく、警察や弁護士に相談しても話が進まない場合は、探偵に調査を依頼することで、被害に遭った証拠を集めることが可能です。
万が一被害に遭った際のことを想定して、必ずこれらの相談先を把握しておいてください。
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まとめ
女性結婚詐欺師は、婚活アプリや婚活パーティーにいることが多く、わずか短期間で男性との距離を縮めてきます。
甘い言葉を囁かれたり、弱いところを見せられたりすると、ついこの人を守らないとと思ってしまうかもしれません。
しかし、それはお金を騙し取りやすくするための策略な可能性があるので簡単に受け入れないようにしましょう。
また、交際していた相手が結婚詐欺師かもと感じたら、速やかに専門家に相談することも大切です。
専門家のアドバイスを聞くことで、被害を軽減させたり、回避できたりするので、常に疑いの目を持ちながら婚活を進めましょう。
T.L探偵事務所では、結婚詐欺をはじめとした詐欺問題を解決するための調査を取り扱っています。
結婚詐欺のことで気になることや心配ごとがありましたら、お気軽にご相談ください。