浮気相手を妊娠させてしまったら。夫が知るべき責任と取るべき行動

浮気相手を妊娠させてしまったら。夫が知るべき責任と取るべき行動

2025.04.26 / # 浮気調査・不倫調査

浮気相手から「妊娠した」と告げられたら、誰でも頭が真っ白になってしまうでしょう。 本当に妊娠しているのか、また自分の子供なのか、どう責任を取るべきなのかなど、悩んでしまいますよね。 さらに、妻への対応や費用などについても考えなくてはならなくなるでしょう。 本記事では、浮気相手の妊娠の事実確認や、妻との関係整理などについて徹底的に解説していきます。 浮気は悪いことですが、トラブルを最小限にしたいと考えているのであれば、できるだけ早めに動くことが重要です。 浮気相手や妻との関係でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

浮気相手の妊娠に、夫であるあなたが負うべき「責任」とは?

頭を抱える男性
まず、「浮気相手を妊娠させてしまった」という事態を引き起こしてしまったあなたは、「責任」について考えていく必要があります。

ここで重要なのは、感傷的にならず、誠実に対応することです。

頭が真っ白になってしまい、その流れで不用意な言動や行動を取ってしまうと、状況がさらに悪化してしまう恐れがあります。

例えば、浮気相手との話し合いの途中で感情的になってしまい、暴力を振るったりするようなことがあれば、刑事罰の対象になってしまう可能性もゼロではありません。

浮気相手も妊娠により心も身体も傷ついている可能性が高いため、慎重に対応することが重要です。

また、浮気相手が本当にあなたの子供を妊娠している場合、出産費用または中絶費用、場合によっては慰謝料や養育費を支払う必要があります。

さらに、金銭的な問題だけではなく、この事態を引き起こした張本人として、浮気相手の状況や、生まれてくる可能性のある子供、そしてあなたの奥様に対しても誠実に向き合わなくてはなりません。

このように、浮気相手を妊娠させてしまうことで、あなた自身がさまざまな責任を負わざるを得なくなるのです。

【ステップごとに解説】妊娠の事実確認をするには?

クマのぬいぐるみ
浮気相手から妊娠を告げられたら、感情的な動揺は大きいと思いますが、次に取るべき最も重要なステップは「事実確認」です。

浮気相手の中には、あなたの気を引こうとして嘘をついている可能性も考えられるため、必ず確認するようにしましょう。

ここからは、あなたが浮気相手に必ずやるべき妊娠の事実確認の流れをステップごとに解説します。

浮気相手の妊娠を確認したい方は、これから紹介する流れを必ずチェックしてください。

ステップ1.本当に妊娠しているか確認する

まず、浮気相手が本当に妊娠しているのかを確認しましょう。

浮気相手の中には、残念ながら、あなたの気を引くためであったり、他の意図があったりして、妊娠について嘘をつくケースもあります。

また、浮気相手が既婚者であったり、あなた以外の男性とも関係があったりした場合は、本当にあなたの子なのかどうかを慎重に確認する必要があります。

浮気相手が妊娠しているかどうかを確実に知るには、浮気相手と一緒に病院に行き、医師による妊娠の診断を受けることです。

これにより、本当に妊娠しているのかが明確になります。

ステップ2.自分の子供かどうか確認する

次に、あなたの子であるかを確認しましょう。

自分の子供かどうかを確認するには、DNA鑑定によって行うのが一般的です。

強制することはできませんが、トラブルを防ぐためにも、浮気相手と話し合い、合意のうえで鑑定を受けることを強くおすすめします。

特に、浮気相手が既婚者で、その夫との間の子供である可能性が考えられる場合や、他に男性との子供である可能性がある場合などは、必ず実施すべきです。

事実確認をすることで、今後の浮気相手との話し合いや、あなたが負うべき責任の範囲を明確にすることができます。

情報がないまま話を進めてしまうと、更なるトラブルに発展する恐れがあるため、明確にしておきましょう。

ステップ3.浮気相手の希望を確認する

浮気相手の妊娠が確認でき、あなたの子供であることがわかった場合は、浮気相手の希望を確認しましょう。

まず、産みたいと思っているか、それとも中絶を考えているのか、本人の意向を確認しましょう。

もし浮気相手が「産みたい」と考えている場合、あなたは認知を求められているのか、また養育費を求めているかどうかについても確認する必要があります。

この話し合いは、あなたにとって気が重くなるかもしれませんが、ここは冷静に、誠実な対応で話し合いをしましょう。

子供を産む場合と産まない場合にかかる費用について

手をつなぐ赤ちゃんと女性
浮気相手の意向がある程度見えてきたら、次はその選択によって発生する具体的な費用について把握する必要があります。

浮気相手を妊娠させてしまうことで、どのような出費が発生するのかを理解しておきましょう。

産む場合にかかる費用の相場

浮気相手が出産することを決めた場合、あなたは、出産費用と養育費を支払う必要があります。

・出産費用
出産費用の全国平均は約51万円程度と言われています。(正常分娩の場合)

浮気相手が出産する場合、この費用の半分程度を支払うケースが多いため、あなたは25万円程度負担する必要があります。

ただし、これはあくまで目安であり、話し合いや出産の状況によって変動します。
出典:出産費用の状況等について-厚生労働省

・養育費
もし生まれてくる子供を認知した場合、あなたは父親としての責任が生じるため、養育費を支払わなければなりません。

また、認知していない場合でも、父子関係が明らかであれば、相手から養育費の支払いを求められ、法的に認められる可能性はあります。

養育費は、月々の支払いだけでなく、一括で支払う方法もありますが、将来的に追加で請求される可能性もあるため考慮する必要があります。

産まない場合にかかる費用の相場

浮気相手が子供を産まず、中絶を選択した場合、あなたは、中絶費用や慰謝料を支払う必要があります。

・中絶費用
中絶費用は、妊娠週数により異なります。

妊娠初期(12週未満) : 10万〜15万円程度
妊娠中期(12週~22週未満) : 40万〜50万円程度

中絶費用も、前述した出産費用と同様に、あなたが費用の半分程度を支払うケースが多いです。

・慰謝料
浮気相手との関係が双方同意であったとしても、妊娠によって浮気相手が心身に大きな負担を受けるなど、不利益を被ることがあります。

これらの不利益に対して妊娠させてしまったあなたには、慰謝料を支払うという形で責任を負わなくてはなりません。

また、このような義務を怠ることで、高額な慰謝料が発生してしまうケースもあります。

慰謝料の金額は、当事者同士で話し合って決めることもあれば、状況によっては裁判によって判断されることもあります。

トラブルを未然に防ぐためにも、常に誠実な対応を心がけるようにしましょう。

法的責任とトラブルを回避するためには?

スーツを着た男性が手を添えている
浮気相手を妊娠させることは、単にあなたに責任が降りかかるだけでなく、法的責任を発生させる可能性があります。

これらの責任を理解し、適切に対応することで、不要なトラブルを回避することができます。

ご自身の身を少しでも守るためにも、ここではトラブルを回避するためのポイントについてご紹介していきます。

トラブル回避策1.認知の影響を理解しておく

浮気相手との間に子供が生まれる場合、重要な判断の一つが「認知するかどうか」です。

認知とは、自分の子供であることを法律上認める手続きのことで、認知することで父親としての法的責任が生じます。

具体的には、前述したような養育費の支払い義務などが挙げられます。

認知によって子供には法律上の父親ができることになり、将来的な相続権なども発生します。

そのため、軽く判断すべきではない重要なポイントです。

必ず浮気相手と話し合い、認知するかどうかを真剣に決めるようにしましょう。

トラブル回避策2.話し合いの記録は必ず残す

浮気相手との話し合いでは、出産費用や養育費、慰謝料などの金銭の取り決めをすることも多いです。

これらの取り決めや、今後の関係性について口頭だけで約束してしまうと、後から「言った言わない」のトラブルに発展しかねません。

こうしたトラブルを避けるためにも、話し合いの記録は必ず書面などに残しておきましょう。

この際に「示談書」に記録しておくことをおすすめします。

記録する時は、以下の項目を明記しておくと良いでしょう。

  • 認知の有無
  • 養育費などの費用の負担割合
  • 慰謝料の支払い条件
  • 今後の連絡方法 など

また、当事者同士で話し合いが進まない場合は、弁護士などに相談するのも有効です。

トラブル回避策3.感情的な対応をしない

浮気相手の妊娠が発覚すると、「嘘なのではないか」と思い、感情的な対応を取ってしまうことも少なくありません。

しかし、感情的になった結果、度が過ぎた行為をしてしまうと、名誉毀損などとして訴えられてしまう可能性があります。

このようなリスクを避けるためにも、どんな状況でも常に冷静で誠実な対応を心がけるようにしましょう。

今後の奥様との関係をどうしていくのか

奥さんと子供
浮気相手を妊娠させてしまった際は、浮気相手だけではなく、あなたの奥様との関係についても考えなくてはなりません。

妊娠させた事実が明るみに出ることで、夫婦関係に大きな亀裂が生じるでしょう。

ここからは、奥様との今後の関係をどうするのか、「離婚しない場合」と「離婚する場合」の2つのパターンにて、考えるべきポイントをご紹介します。

奥様とできるだけ穏便に話し合いたいと考えている方は、必ず把握しておきましょう。

奥様と離婚せず、今後も夫婦関係を続けていく場合

浮気してしまったものの、奥様とは離婚せず、夫婦関係を続けていきたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

しかし、浮気相手を妊娠させてしまった場合、当然そのことを奥様に打ち明けなくてはなりません。

打ち明けたところで、簡単には許してもらえないかもしれませんが、あなたが犯した過ちですので、伝え方を慎重に考えたうえで、誠実に伝えるようにしましょう。

また、浮気していたという事実を隠していた場合、奥様は大きなショックを受けてしまう可能性があります。

しかし、養育費を支払っていく場合などは、完全に隠し通すことは難しいですし、万が一知られた場合、余計にあなたに対しての不信感が募り、夫婦関係に亀裂が生じるでしょう。

また、浮気していたことを告げて、奥様側から離婚を要求された場合、拒むことは難しいと考えてください。

どうしても夫婦関係の修復を目指すのであれば、奥様の感情に誠心誠意向き合い、謝罪し、時間をかけてでも信頼を取り戻す努力が必要です。

夫婦関係を専門として取り扱っているカウンセリングなどを利用してみるのも有効ですよ。

浮気相手の妊娠をきっかけに離婚する場合

浮気相手が妊娠してしまったことをきっかけに、離婚を検討することもあるでしょう。

しかし、あなただけが離婚を望んでいる場合、離婚が成立しにくいと考えてください。

その理由として、今回の場合はあなたに夫婦関係を破綻させた責任がある「有責配偶者」とされるケースが多くなるからです。

有責配偶者からの離婚の請求は原則認められません。

ただし、奥様側からの離婚への同意があれば離婚することができます。

不貞行為を行ったあなたから離婚を申し出て離婚が成立する場合、高額の慰謝料を請求されることがあります。

また、慰謝料の他にも、以下の費用の支払い義務も生じます。

  • 離婚が成立するまでの婚姻費用
  • 成立した場合は財産分与
  • 奥様との間に子供がいる場合は養育費

さらに、住宅のローンが残っている場合は、その扱いについても決める必要があります。

奥様との離婚を成立させるためには、協議離婚(夫婦間での話し合いで離婚すること)がもっともスムーズであると言えますが、万が一話にもつれが生じ、離婚調停や裁判などに発展した場合、さらにコストがかかってしまいます。

奥様との関係やご自身の経済状況などを改めて冷静に考慮したうえで、離婚するかどうか判断するようにしましょう。

【まとめ】浮気相手にも奥様にも誠実な対応を心がけることが重要

浮気相手が妊娠してしまった場合、多くの男性は、不安や焦りでいっぱいになり、パニックになってしまうでしょう。

しかし、そのような状況に陥ってしまっても、感情的にならず、浮気相手と妻に対して誠実かつ冷静な対応が求められます。

まず、浮気相手には妊娠の事実をしっかり確認し、子供を産む産まないにかかわらず、相応の費用を支払いましょう。

さらに、浮気相手だけでなく、奥様への対応も不可欠です。

離婚せずに夫婦関係の修復を目指すのか、離婚をするのか、自分や奥様の気持ちと向き合い、選択する必要があります。

これらの過程で不誠実な対応をとってしまうと、あなたにとってさらに大きなトラブルが生じてしまう場合もありますので、常に慎重に対応することを心がけましょう。

また、こうした誰にも話せない悩みを抱えている場合は、専門機関に相談するのも有効です。

当事務所では、専門のカウンセラーや相談員が悩みの問題解決に向けて的確にサポートいたします。

「浮気相手から妊娠したと言われたが本当かわからない」「妻との夫婦関係を修復したい」などとお悩みの方は、ご相談ください。

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