低周波音による嫌がらせ?低周波振動・騒音の事例と効果的な対策を解説

低周波音による嫌がらせ?低周波振動・騒音の事例と効果的な対策を解説

2025.04.23 / # 嫌がらせ調査

「隣の家から不快な重低音が聞こえる」「マンションの上階からの振動に悩んでいる」 「近隣に家が建ってから、我が家の建具がガタつくようになった」 「低周波音・振動による嫌がらせを受けている」 低周波音が原因と見られる振動・騒音被害の相談件数は、近年増加傾向にあります。 「うるさくて迷惑している」というものから、頭痛・吐き気・耳の閉塞感・不眠などの健康被害を訴えている人、また嫌がらせと思われるケースなど相談内容は多岐にわたり、日常生活に影響が出るほどのストレスを感じている人も多いようです。 そこで今回は、低周波振動・騒音に関する相談事例を紹介するとともに、問題解決に向けた対策について解説いたします。 原因を知って適切な対策をとり、一日も早く快適な生活を取り戻しましょう。

そもそも低周波振動・低周波音とは?

ハテナマーク

低周波音とは「聞こえるか聞こえないか」レベルの音

まずは低周波振動・低周波音について簡単にご説明いたします。

  • 一般的に人が聞くことのできる音…周波数が20Hzから20kHz(20キロヘルツ=20,000ヘルツ)の音
  • 低周波音…周波数が100Hz(ヘルツ)以下の音
  • 超低周波音…周波数が20Hz以下の音

低周波音とは『人の耳に聞こえるか聞こえないか程度の低い音』のこと。

聞こえる人もいれば聞こえない人もおり、感じ方に個人差があります。

超低周音になるとほとんどの人が聞き取ることができませんが、聞こえやすい人や敏感な人には「ゴー」「ボー」という低音で聞こえ不快に感じる人が多いようです。

音は聞こえないが振動が伝わるケースも多い

20Hz以下の音、すなわち超低周波音になると聞き取れる人は少なくなりますが、音として聞き取れなくても『空気の振動=低周波音の振動』として伝わるケースは珍しくありません。

例えば、音は聞こえないのに窓や建具、食器棚の食器がカタカタ揺れるのも低周波音が関係しているケースがあるようです。

低周波振動が長く続くと頭痛や不眠、耳鳴りや閉塞感、胸部や腹部に圧迫感を感じるなど心理的・生理的に悪影響が出ることがあります。

見えない相手だけに「発生原が分からない」「嫌がらせではないのか」と悩まされる人も多いようです。

(参考元:環境省「よくわかる低周波音」

身の回りにある低周波振動・低周波音の原因

頭を抱えている女性
実は、私たちの身の回りにも低周波振動・低周波音が発生する物・場所にはさまざまなものがあります。

【一般家庭】

  • 湯沸し器・給湯器・エコキュート
  • 冷蔵庫
  • エアコンなどの空調室外機
  • 加湿器
  • 換気扇
  • 洗濯機・乾燥器
  • テレビ・音楽・ステレオ・スピーカーなど

【工事現場や工場など】

  • トラックのエンジン音
  • ボイラー
  • 変圧器
  • 受変電設備
  • 往復式圧縮機
  • 空調機
  • 発電装置
  • 機械類
  • 真空ポンプ・揚水ポンプ
  • 風車 など

【交通機関・道路設備など】

  • 路線バス
  • トラック
  • 飛行機
  • ヘリコプター
  • トンネル
  • 道路高架下

上記のように、身の回りの多くの物や場所から低周波振動・低周波音が発生しています。

1日を通して聞こえるものもあれば、数時間・数分だけ聞こえるものまで幅広く、「音は聞こえないが振動が伝わる」といったケースも珍しくありません。

これらが原因で「うるさい」「健康被害が出ている」などのトラブルに発展しているときは、「どこから聞こえるのか」「発生源は何か」を知ることが重要となってきます。

低周波振動・低周波音によるトラブル・被害・相談事例

電話している女性
低周波音は人によって聞き方に誤差があり、特に低周波音が聞こえやすく敏感な人が聞き取りやすい傾向があります。

低周波音を長時間、または長期間にわたって聞いてしまうことで、精神的にも肉体的にも悪い影響が生じてしまうようです。

具体的にどのような影響が出ているのか、トラブルや被害の相談事例をご紹介していきます。

近隣からのスピーカー音をどうにかしたい

マンションに住んでいるのですが、隣人宅から聞こえてくるスピーカー音に悩んでいます。

恐らく低周波音に当たるかと思うのですが、ほぼ毎日、昼夜問わずウーファーの重低音が鳴り響いています。

何度か管理会社に連絡をして注意してもらっているのですが、ほとんど改善されません。注意されても状況が変わらないため、嫌がらせではないかと思っています。

深夜の時間帯でも大きな重低音が聞こえてくるので睡眠不足になり、精神的にも酷いダメージを負っています。

低周波音の測定をして騒音被害の証明をし、音を立てるのを止めてもらいたいです。

一戸建ての隣人から低周波音

3年ほど前に隣人が引っ越してきてからというもの、酷い低周波音に悩まされています。

初めは大きな足音や車のドアの開閉音だけだったのですが、一度注意をしたら騒音がエスカレート。

嫌がらせのように低周波音を出し、「ボーボー」という音が一日中鳴っています。防音壁を立てて防御したのですが、低周波にはあまり効果がないようです。

民生委員の方にも相談はしているのですが、話は平行線で前に進みません。

弁護士に相談をしたら、隣からの低周波音だという証拠が必要ということなので調査を依頼したいと考えています。

上記のほかにも、さまざまな事例が発生しています。

  • 床やベッドに振動が伝わる。発生源が分からない。
  • 隣人宅のエコキュートの音が不快。ノイローゼになりそう。
  • 家族の中で自分だけに聞こえる音がある。気のせいなのか、低周波過敏症なのか分からない。

「たまに聞こえる(感じる)」ならまだしも、毎日となると健康被害が生じてもおかしくありません。

まずは発生源を特定し、発生源に適した方法で対策をおこないましょう。

低周波振動・低周波音を防御するには

スーツを着た男性と電球マーク
低周波振動や低周波音を防御するには、発生原を特定すること、周波数を調べること、周波数を把握したうえで周波数に適した対策をおこなうこと、この3つが重要です。

ちなみに、有効な対策には次のようなものがあります。

  • 証拠をもとに苦情を入れる
  • 剛性の高い壁などで囲う
  • 周囲に吸音材を貼り付ける
  • 干渉型の壁を設ける
  • コンクリートブロックの設置 など

物理的対策としては、低周波振動や低周波音の発生源を壁や吸音材などで囲うことがベスト。

しかし、発生源がご自身の所有物でない場合は簡単に防ぐことはできません。

さらには、間違った防音対策をおこなったために「まったく効果がない」「余計に音が響くようになった」ということもあります。

低周波音は防音材を通り抜けることがあるため、非常に厄介です。

ご自身での対応が難しいと判断した場合は、一刻も早く専門業者に依頼しましょう。

専門業者であれば、発生源の特定や音の測定、発生源に適した対策・アドバイスなど幅広いサポートが可能です。

最近は「低周波振動を防止する!」「低周波音を跳ね返す!」などと謳うグッズやアイテムも販売されています。

しかし、すべてに効果が期待できるわけではありませんので、悪徳業者に騙されないようご注意ください。

まずは専門家にご相談を

音圧レベル
発生源が分かっているときも分からない場合も、まずは専門業者にご相談ください。

ご相談の前には、分かる範囲で現状や情報をまとめておくことをおすすめします。

  • 低周波振動や低周波音を感じた日・時間
  • 音の種類
  • どんな音が鳴っているのか(ボーボー・ボンボン・ゴォー など)
  • 聞こえてくる方向
  • 録音・録画
  • 嫌がらせに心当たりがあるか(ある場合はトラブルの経緯をまとめておく)

分かる範囲でも、現状や情報をメモなどに記録しておくと、専門業者にスムーズに伝わりやすくなります。

「専門業者が来ていること(調査をしていること)を隣人に知られたくない」という場合は事前に電話等で「近隣にバレないよう調査をしてほしい」と相談しておきましょう。

低周波音の測定アプリは信用できる?

最近は低周波音を測定できるアプリがありますが、適切に測定できないこともあるため注意が必要です。

機種によってはマイクの感度が低周波音に対応していない絶対値が計測できないため、基準値を超える大きさか否かが判断できない。

アプリと同様に、ネットショップや専門店で販売されている低周波音測定器も、低周波音が拾えない粗悪品が紛れていることがあります。

十分にご注意ください。

専門業者がおこなう測定方法

専門業者の調査では、精度の良い低周波音測定器や特別な測定器(周波数分析器など)を用いて低周波振動・低周波音のレベルを測定していきます。

測定は低周波音が発生している家屋、または発生源にておこない、周波数のレベルが分かってから初めて効果的な対策、または解決策のご提案へと進むのが一般的です。

ときに、低周波振動・低周波低音が発生するタイミングや大きさ、発生源や音の種類などを調査した結果、「嫌がらせによるもの」だと判断されるケースもあります。

その際には、嫌がらせを受けている証拠の確保、嫌がらせ犯の特定など、さらなる調査をおこなうことも可能です。

「家族で自分だけにしか聞こえない」「気のせいかもしれないが…」というときも、まずは専門業者に相談してみましょう。

低周波音測定調査をお考えの方へ

T.L探偵事務所の測定調査

T.L探偵事務所の低周波音測定調査は、現在起きている低周波音被害の原因を解明し、環境の改善から自己防衛法などまで、皆様が安心して生活できる環境になるまでサポートいたします。

低周波音による騒音・嫌がらせ問題は年々増加傾向にありますが、被害を感じている方のすべてが低周波音による影響とは限りません。

低周波音は目に見えないこともあり、体感ではとても曖昧な音だと言えます。

まずは原因を知り、根本的な問題を解消することが重要です。

事実を確めることが問題解決の糸口になりますので、調査をお考えの方は一度T.L探偵事務所までご相談ください。

低周波音測定調査のよくある質問

質問1:調査の際に相手に知られることはありますか?
答え:相手に知られないよう秘密裏に調査を行うことは可能です。まずは現在の状況をお聞かせください。担当者が状況を確認し、秘密裏に調査をおこなう方法をご案内いたします。

質問2:低周波音による嫌がらせを止めさせることはできますか?
答え:低周波音による嫌がらせがある場合、その原因と受忍限度を超える音が認められ、嫌がらせだと判断することができれば嫌がらせを辞めさせることも可能です。

質問3:低周波音測定調査の費用はどのくらい掛かりますか?
答え:低周波音を測定する期間や手法、状況などによって異なりますが10万円前後から調査は可能です。相談やお見積りは無料でおこなっておりますので、フリーダイヤル・メールフォームなどからご相談ください。

他社で断られた事案、また難しい事案でもご対応は可能です。

お悩みの際には、ぜひT.L探偵事務所までお気軽にご相談ください。

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